日曜日に「すべてがFになる」を読み終わりました。読んだ感想としては、面白かったけど、 めちゃめちゃハマるというわけではなかったというのが、正直な感想です。
高校や、大学の時に読んでいたら、違った感覚があったかもしれない。
ほぼありえない設定を、僕は素直に受け入れることができなかった。かなしいことに・・・。多分素直なころなら、 面白く読めたのではないか。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER
森 博嗣
とっても深い謎に包まれたミステリー。理系向きの本だと思いました。
すべてがFになるというものがわかったときなるほどー、良く考えられていると思いました。
ただ、現実離れした設定と、個性的な主人公の犀川と西之園は好き嫌いが分かれるところではないか。
天才プログラマー、真賀田四季の存在感と、犀川の淡々とした思考回路、 西之園萌絵の現実離れした感性の印象がとっても心に残る作品でした。
最後の100ページくらいはあっという間に読んでしまいました。最初の頃にFの意味は気づいたけど、犯人は予想つかなかった。
僕の予想では、もうひとひねりあって終わる展開かなと思ったら、そのまま終わった。やっぱりあれだけひねってあったら、 最後にもうひとひねりはしないのかな。
僕はとっても面白く読めたが、好みが分かれると思いました。
もうひとひねりとは、(ズバリ、ネタばれが混じっているので、以下は読んでもいいかたのみご覧ください。反転すると見やすいと思う。)
ミチルのロボットが実は犯人で、 四季は自分が生み出した天才ロボットをかばうために自ら犯人役となったと予想したのだが・・・。
そんなのなかった(^ ^;
今読んでもハマるか?は分かりません。
でも、若い頃に読んだ森さんの作品は
どれもカッコイイ〜と思いました。
アハハ、私もキャラは同じく強烈すぎる〜と感じてました・・・主人公に感情移入したことはないですし(^^;)強いて言えば国枝先生が好きですけど。
森作品は、文中の単語のセレクトとか言い回しが一々私好みで心地良いんですよね〜♪キレがあるし♪♪逆にいうと、「作家としてこの表現は下手クソ(失礼!)」とか思ったことがないんですよ。感性の問題になってしまいますが・・・。ブッチャさんにならお分かりいただけるかも。
「Fになる」は特別に理系っぽい気がしますが、他のはフツ−に推理モノってかんじですよ。ちょっと語りすぎましたのでこの辺にしときますね〜。では!
若い頃に読んでいたら、本当にハマっていたのではないかと思う。高校のころって、この手のものに、とっても興味があったし、現実離れした設定でも面白いと思う純粋さがありました。僕も、カッコいいって思ったかもしれません。
主人公、アクが強すぎます。強烈。
他の作品は、推理ものということなので早速読んでみようと思います。
でも、これって10作も続くシリーズらしいですね。先が長い。でも、それだけたくさん読めるっていうのは楽しみがあっていいです。
寝る前にのぞきにきてみましたが、私ももう寝ないとです・・・。おやすみなさい〜
いや、自分が本当に分かっているのかは不明ですが(笑)
感性がしっくりとくるのでしょうね。
全体のストーリーなんてどうでもイイ!って
思えてしまうようなキレと心地よさ・・。
比較的退屈な場面でもサクッと
突き刺さるような言葉がたまらないですw
サトさんのBLOGを森ファン交流会にしてしまいゴメンなさい。
気長に森さんの作品を読ませてもらいます。
僕が今ハマっている、山田さんのような感覚なんでしょうね。